下り坂でスピード出過ぎて逸脱か、4台の多重衝突に発展

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1日午後、香川県さぬき市内の国道11号で、83歳の男性が運転する乗用車が対向車線側に逸脱し、対向車2台と次々に衝突した。立ち往生した3台に別のクルマが衝突する二次被害も発生しており、1人が死亡、1人が重傷を負った。

香川県警・さぬき署によると、事故が起きたのは1日の午後2時20分ごろ。さぬき市鴨庄付近の国道11号で、83歳の男性が運転する乗用車がカーブを曲がりきれずに対向車線側に逸脱。対向車線を走行していた軽乗用車と乗用車に次々と衝突した。3台は大破。軽乗用車は弾き飛ばされてスピンし、道路中央部で立ち往生したが、ここに後続の乗用車が追突し、4台が関係する多重衝突に発展した。

この事故で逸脱側の乗用車を運転していた男性が全身強打で間もなく死亡。順走側の乗用車を運転していた58歳の男性が顔面骨折などの重傷を負った。軽乗用車を運転していた35歳の女性と、後から追突事故を起こしたクルマを運転していた26歳の男性にケガはなかった。

現場は山間部を通る区間で、登坂車線を含んで3車線。逸脱した乗用車は坂を下っており、スピードが出やすい状態だったとみられる。

《石田真一》

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