制止した妻をはねて死亡させた泥酔男を逮捕

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福島県警は24日、福島県鏡石町内の町道でクルマを泥酔状態で運転し、これを制止しようとした妻をはねて死亡させた45歳の男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。男は事故を起こしたことすら忘れ、家で寝ていたという。

福島県警・須賀川署によると、事故が起きたのは23日の午後10時ごろ。鏡石町成田付近の町道に頭から血を流した女性が倒れているのを近隣の住人が発見。女性は近くの病院に収容されたが、間もなく死亡した。

女性はクルマにはねられたような痕跡があることから、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。付近は地元車両しか夜間は通行しないこともあり、周辺の捜索を行ったところ、被害者宅で事故の痕跡があるクルマを発見。この家で酔い潰れて寝ていた被害者の夫である45歳の男が事故を起こしたと最終的に判断し、逮捕している。

男は同日午後から知人らと酒を飲んで帰宅。泥酔状態だったが、再びクルマで出かけようとしたため、死亡した女性がこれを制止した。しかし、男は発進を強行。そのまま女性をはねたが、これに気がつかずに自宅付近を周回。そのまま家に戻って寝ていた。署員から妻の死亡を聞かされた男は呆然としていたという。

《石田真一》

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