チェリーが北米での販売計画を白紙に

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今年のデトロイトオートショーの出展で話題を呼び、2008年にもアメリカ国内で乗用車の販売を開始すると発表していた中国のチェリー自動車が、この計画をひとまず白紙撤回する予定であることが判明した。

チェリーはすでにアメリカで輸入車の販売に実績のあるあるカム・ブリックリンとジョイントベンチャーの話し合いを進め、ディーラー網も出来上がりつつあった。しかし世界一厳しい米国の安全基準、排ガス基準などを完全にはクリアできていない。そのため、北米での販売は時期尚早という結論を出したという。

しかしブリックリン側では250のディーラーとの契約なども交わしており、独自に25万台を輸入、販売する予定があるという。チェリーとブリックリンが提携したベンチャーはビジョナリー・ビークルという会社で、5つのチェリー製モデルの米国内での販売を目指している。しかしチェリー側の対応が遅く、ベンチャーそのものが崩壊の危機に面している。

一方でチェリーにはダイムラークライスラーとの提携話も出ており、ブリックリンという独立ディーラーを通すよりはクライスラーチャンネルで販売を進めた方が得、という判断が社内でなされた可能性もある。

今後ブリックリンとの訴訟となる可能性もあり、アメリカ国内での中国製自動車を巡っての駆け引きは続きそうだ。
《Sachiko Hijikata, US editor》

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