SUV不振でフォードがさらなる人員削減

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SUV不振でフォードがさらなる人員削減
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フォードでは相変わらずのSUV売れ行き不振が続く中、人気車種である『エクスプローラー』の生産カットを決定、それに伴いケンタッキー州工場での人員が削減される。最終的なカット数などはまだ決定されておらず、それに伴う人員削減の詳細も明らかにはされていない。

エクスプローラーを生産するケンタッキー州ルイスビルの工場には現在3380人の従業員がいる。エクスプローラーの販売は今年始めから10月末までで昨年比26%減となっている。

ルイスビル工場はフォードのリストラプラン、「ウェイ・フォワード」の中で閉鎖対象とはなっていないが、一時休業の可能性が指摘されていた。フォードCEOが全従業員に宛てたメールによると、現在ルイスビル工場は来年1月8日からの週に一時閉鎖が予定されている。

フォードではすでに今年の最後の3カ月間で北米での生産台数をおよそ20%削減する案を実行中で、さらなる生産減が今後のフォード経営にどう響くか、注目されている。

フォードの株価は今年9月19日を底値に、回復の兆しはあるものの、11月20日以降急落している。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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