デンソー、ハンガリーでディーゼル用コモンレールを増産

自動車 ビジネス 企業動向

デンソーは、ハンガリーの生産拠点、デンソー・マニュファクチャリング・ハンガリーの生産能力を増強すると発表した。欧州で需要が拡大するディーゼルエンジン用コモンレールシステムの生産台数を、08年度に現行の5割増にあたる、年間100万台に拡大する。

既存の敷地内に建屋面積約9600?の工場を増設する。総投資額は57億円(約3830万ユーロ)。来年4月に着工し、7月に完成。08年1月に稼働する。工場の拡張にともない、年内に36億円(約2430万ユーロの増資を行う。

コモンレールシステムは、ディーゼルエンジンの燃料噴射圧力を高圧化するとともに、高精度に噴射タイミングを調節できるシステム。排ガス削減に効果があり、新型のディーゼルエンジンでは、同システムの採用が進んでいる。ディーゼル車比率の高い欧州では、今後、コモンレールシステムの需要が増える見通し。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集