【EVS22】アイシン精機のロボットMT+ハイブリッド

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【EVS22】アイシン精機のロボットMT+ハイブリッド
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パシフィコ横浜で開催されたEVS22は電気自動車の国際エキシビションだが、燃料電池車(FCEV)、純電気自動車だけでなく、電気モーターと内燃機関を併用するハイブリッド車に関する技術展示も数多く見られた。

トヨタグループのアイシン精機は、「AMT」と称するロボットMT(注:通常のMTの変速およびクラッチ操作を自動化、ATとしたもの。変速は手動でも可能。駆動力伝達はトルクコンバーターではなくクラッチを介して行われる)に1個のモーター・ジェネレーターを備えたパラレルハイブリッド車用変速機を参考出品した。

モーターは最高出力30kW(約41ps)で、変速機の最終減速ギアに直結され、駆動力をアシスト、また減速エネルギーを回収する。モーターの位置がクラッチより後方に位置するというシステム構成は、今夏に三菱ふそうトラック・バスが発表したハイブリッドトラックのロボットMT(こちらはクラッチの直後にモーターを装備する)と似ている。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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