富士重の中間期連結決算…中間純利益が3期ぶり増益

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富士重工業が発表した2006年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比4.7%増の6987億円、営業利益が同4.1%増の181億円となり、増収増益となった。

売上高は過去最高。国内販売は低調だったが、輸出が順調なのに加え、円安による為替差益の影響で増益を確保した。

国内売上げ台数は小型車の販売が低迷し、同1.7%減の11万2000台だった。海外売上げ台数は欧州やその他地域が好調で同4.2%増の15万7000台となった。合計売上げ台数は同1.7%増の26万9000台で、売上げも伸ばし、2期ぶりの増収となった。

収益面では、モデルミックスの悪化で65億円、試験研究費の増加35億円などの減益効果があったものの、為替差益84億円、原価低減36億円などの増益効果が打ち消した。

当期純利益は同45.8%増の116億円と、3期ぶりに増益となった。

通期業績見通しは売上高は前回発表よりも500億円マイナスの1兆5000億円に下方修正した。営業利益500億円、当期純利益300億円は据え置いたが、経常利益は前回発表よりも80億円マイナスの420億円に下方修正した。

《レスポンス編集部》

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