浜松市内で発生していた連続車両放火事件について、静岡県警は24日、別の車両放火事件で逮捕・起訴されていた男が容疑に関与していたとして、建造物以外放火の容疑で再逮捕した。他にも10件近い犯行を自供しており、警察が関連を調べている。
静岡県警・浜北署によると、再逮捕されたのは器物損壊罪で逮捕・起訴されている46歳の男。この男は9月25日未明、浜松市有玉西町付近の駐車場に侵入。42歳の男性が所有する乗用車の前輪にライターなどで火を着け、タイヤやボンネットなどを焼く被害を出した疑いがもたれている。
男は9月30日に付近で発生した別の車両放火事件で現行犯逮捕されていたが、付近で続発していた車両放火事件についても「自分がやった」と供述。約10件について犯行を認めているという。動機はうさ晴らしとされている。
浜北署管内では7月から9月までに17件の放火事件が発生しており、警察では男が供述した約10件については裏付けを進めている。