放置違反金の納付を拒否 預金差し押さえ

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駐車違反を行ったクルマの所有者に課せられる放置違反金の納付を理由なく拒んでいた25歳の男性について、神奈川県公安委員会は19日、同日付でこの男性の銀行預金口座から放置違反金に相当する1万8000円の差し押さえを行った。神奈川県では初となる。

神奈川県警・駐車対策課によると、この男性が所有する乗用車は今年6月1日午前、横浜市中区長者町6丁目付近の県道で、横断歩道上に違法駐車しているのを民間の駐車監視員が発見。違反処理を行った。

ところがこの男性は「自分は当日クルマを運転していないので、違反には心当たりがない」として出頭を拒否。このために警察ではクルマの所有者に課せられる放置違反金を納付するように命じたが、男性はこれも拒否していた。

警察ではクルマの登録情報から男性の身元特定を進め、銀行預金口座も調べ上げ、これを公安委員会に報告。公安委員会は19日付けで差し押さえを実施した。同様のケースは全国で数件が報告されているが、神奈川県では今回が初となる。同様の理由で放置違反金の納付を拒否するケースは相次いでおり、警察や公安委員会では今後も差し押さえを実施していく方針だ。

《石田真一》

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