16日のイクリプスの秋モデル発表会では、ワンセグ放送のみではなく、12セグ全ての帯域を利用した地上デジタルTV放送を受信出来るチューナー『DTV106』の展示も行なわれた。
富士通テン営業本部ECLIPSE推進部国内市販推進チームの松井泰隆氏によると、従来のカーナビでも、このデジタルチューナーを利用することで、ワンセグとは比較にならないほど鮮明でかつ、走行中でも乱れのないテレビ放送を楽しめるようになるという。
その仕掛けは、フロントとリアに配した4chアンテナにある。これにより、従来の2chアンテナシステムでは、前方方向に偏りがちだった電波の受信可能エリアが、後方エリアにも増強され、前後左右、車両を中心とした8方向全てを満遍なくカバー出来るようになった。
さらには、12セグ放送を受信困難なエリアに侵入した場合には、画質は落ちるが、自動的にワンセグ受信モードに切り替わる機能が備えられており、映像が途中で途切れてしまう心配はないように工夫がなされている。