保育園児の列に乗用車が突っ込む 19人死傷

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25日午前、埼玉県川口市内の市道で、走行中の乗用車が斜行し、道路左側を歩いていた保育園児の列に突っ込む事故が起きた。この事故で29日までに園児4人が死亡、3人が重体。引率の保育士を含む12人が重軽傷を負っている。

埼玉県警・武南署によると、事故が起きたのは25日の午前9時55分ごろ。川口市戸塚東2丁目付近の市道で、走行中の乗用車が突然斜行し、道路左側を歩いていた保育園児や引率の保育士など39人の列に突っ込んだ。

クルマは園児たちをはね飛ばしながら突進を続け、最終的には電柱に衝突している。この事故で29日までに園児4人が死亡。3人が胸部強打などで重体。引率の保育士を含む4人が骨折などの重傷。8人が打撲などの軽傷を負っている。

警察ではクルマを運転していた37歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。園児の志望後は容疑を同致死傷に切り替えて捜査を続けている。調べに対して男は「助手席に置いていたカセットプレーヤーの操作を行っていたために前を見ていなかった」、「トイレに行きたくなってコンビニエンスストアを探していた。かなり焦っていた」などと話しているという。

現場は住宅地の中を通る市道。交通量は比較的少ないが、幹線道からの抜け道に使われることもある。園児たちは道路左側を2列縦隊で歩き、保育園から約400m離れた公園に向かう途中だった。

《石田真一》

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