川島織物セルコンは、フィリピンの生産子会社の操業を26日で停止したと発表した。
同社のフィリピンの子会社KAWASHIMA TEXTILE MFGは自動車内装用ファブリックを製造・販売していたが、ASEAN地域でのフィリピンの生産シェアが低下しており、タイなど、他のASEAN諸国と差が開いている。このため、川島織物はフィリピンでの生産を停止し、経営資源をタイとインドネシアに集中するとしている。
フィリピン子会社の従業員数は85人。2005年の売上高は2億4700万ペソ(約5億5100万円)、当期損益は1100万ペソ(2400万円)の赤字だった。
生産停止に伴う損失として4億円が発生する見通し。