勤務を失念して飲酒した警官、慌てて出勤する途中に事故

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岡山県警は17日、井原署に勤務する60歳の巡査部長が出勤途中で飲酒運転が原因とみられるガードレールへの接触事故を起こしていたことを明らかにした。巡査部長は来年3月に定年退職を迎える予定だったが、19日付けで懲戒免職となっている。

岡山県警・監察課によると、この巡査部長は井原市内の駐在所(自宅兼用)で勤務しているが、15日の午後9時から所属する井原署で留置場での管理勤務に当たる予定だった。しかし、これを失念して同日の午後6時30分ごろから夕食時に焼酎のお茶割り2-3杯を飲んだという。

そして同日の午後9時15分ごろに勤務を思い出し、自己所有のクルマで17km離れた井原署に向かったが50分の遅刻。しかも途中でガードレールへの接触事故を起こしていた。

また、通常は制服勤務が義務付けられているが、パジャマの上にジャンパーを羽織り、下はジャージー着用、サンダルで勤務に就いた。服装について上司が問い詰めた際、ろれつが回らない状態で返答したことからアルコール検知を実施したところ、呼気1リットルあたり0.5ミリグラムのアルコール分を検出。飲酒運転の事実もわかった。

巡査部長は来年3月に定年退職の予定だったが、事故を起こしたのが交通安全運動の期間中であったことや、全国で飲酒運転起因の事故が相次ぎ、社会の批判も厳しいことから、監察課では懲戒処分の実施を決定。19日付けで懲戒免職となっている。

《石田真一》

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