車線変更を促す標識車両に飲酒運転のクルマが激突

自動車 社会 社会

9日早朝、熊本県熊本市内の国道57号で、走行中の乗用車が路肩に停車していた工事案内標識車に追突する事故が起きた。クルマは大破し、助手席に同乗していた1人が死亡。もう1人の同乗者と、運転者が重軽傷を負っている。

熊本県警・熊本東署によると、事故が起きたのは9日の午前5時15分ごろ。熊本市御領8丁目付近の国道57号で、24歳の男性が運転する乗用車が道路左側の路肩に駐車していた工事案内標識車(普通トラック)に激突。クルマは左半分が大破した。

この事故で助手席に同乗していた31歳の男性が死亡。運転していた男性と、別の同乗者である18歳の男性が打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されて手当てを受けている。

運転していた男からは呼気1リットルあたり0.21ミリグラムのアルコール分を検出。「酒を飲んで帰る途中に事故を起こした」と大筋で容疑を見とめていることから、警察では男性の回復を待ち、業務上過失致死傷と道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で調べを進める方針だ。

現場は片側2車線の直線区間。当時は街路樹の剪定作業が行われており、作業車両が停車していることから第1車線の閉鎖が行われていた。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース