横転したクルマに後続が相次いで衝突

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23日未明、長崎県東彼杵町付近の長崎自動車道下り線で、中央分離帯に衝突する単独事故を起こした乗用車に対し、後続の路線高速バスやワゴン車が突っ込み、車両3台が関係する多重衝突事故に発展した。この事故によって9人が重軽傷を負っている。

長崎県警・高速隊によると、事故が起きたのは23日の午前0時ごろ。東彼杵町川内郷付近の長崎自動車道下り線で、25歳の女性が運転する乗用車が中央分離帯に衝突し、その弾みで横転滑走。本線を塞ぐ状態で立ち往生した。この直後、第1車線を走行してきた九州急行バスが運行する路線高速バス(福岡発、長崎行き)と、第2車線を走行してきたワゴン車が相次いで衝突。結果として車両3台が関係する多重衝突事故に発展した。

最初に単独事故を起こしたクルマは大破し、運転していた女性が骨盤骨折の重傷。バスを運転していた29歳の男性と、乗用車に乗っていた7人が打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。バスの乗客32人にケガは無かった。

警察では女性の回復を待ち、事故に至った詳しい経緯を聞く方針だ。バスは福岡市内で行われたコンサート帰りの客を乗せて満員状態だった。

《石田真一》

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