「GDP2006」=グッドデザイン・プレゼンテーション2006で、Gマーク創設と同じく、デザイン専任部署が設立されて50年を迎えるいすゞは、「ミライ」×「ツナガル」をメインテーマとし、2つのコンテンツを展示していた。
1つめは、「ミライ」ニ「ツナガル」をキーワードとした、新世代トラクタヘッドコンセプトモデル『FL_X』(エフエル_テン)。2つめは、「ミライ」ト「ツナガル」をキーワードに、FL_Xのコンテナデザインを媒体として開催した、学生達とのコミュニケーション活動、「2006IDE」=Isuzu Design Experienceの紹介。
遠目からブースを見ると、展示されているFL_XはPCの筐体の様でもある。FL_Xのデザイナーで、いすゞ自動車デザインセンターの平下明憲さんは「FL_Xは、2030年がターゲットの大型トラクタヘッドを、自由な発想で創造した、スタイリングコンセプトモデルです」と」紹介する。
「従来の箱型キャブからの脱却をねらい、弓形のモチーフで、勢いやテンション、張りを出し、新しさや未来感を表現しました。大胆なカーブでそそり立つキャブ形状は、エアデフレクターの整流効果をキャブ全体で表現しています。側面にある扇状の大型サイドウィンドーはハーフミラーを採用し、運転時の良好な視界とプライバシー保護の両立を図りました。またリアは、三角形、矢をモチーフとし、後ろへの流れ、引っ張っていく力を表現しました」