ホンダ、ベトナムでの四輪車事業が本格スタート

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ホンダのベトナムの現地法人ホンダベトナムカンパニー・リミテッド(HVN)は、ハノイ郊外ビン・フック省の自社敷地内に新設した四輪車工場で生産した新型『シビック』を発売し、ベトナムでの四輪事業を開始したと発表した。HVNは25日に、新工場の開所式を行う。

四輪車工場の生産能力は年間1万台で、溶接、塗装、完成車組立のほか、ベトナムの四輪車工場では初めてエンジンの組立も行う。四輪事業開始に伴う2010年までの販売網構築を含む関連投資額は、約6000万米ドルを見込んでいる。新規雇用は、HVNで約250人、販売店および部品供給メーカーをあわせると、700人以上を予定している。

ハノイ市内で開催された新型シビックの発表会には、ベトナム計画投資省・工業省の両副大臣ほか約250人の来賓・報道関係者、ホンダからは福井威夫社長らが出席した。ベトナムで生産、販売するシビックは、1.8リットルと2.0リットルのi-VTECエンジンを搭載した4ドアセダンで、価格帯は、4億9500万−6億500万ベトナム・ドン。

月間約300台の販売を計画している。販売網は、大型ショールームとサービスファクトリーを併せ持つ販売店を大都市中心に4店開設し、需要動向に応じて順次拡大していく計画である。

HVNは、1997年12月に二輪車の生産を開始してスタート、2005年の販売実績は61万7000台だった。一方、ベトナム四輪車市場は、約3万5000台と小規模だが、経済成長とともに拡大が見込まれており、HVNは、ベトナム政府より四輪車製造・販売の認可を取得し、四輪車工場を新設した。

《レスポンス編集部》

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