男性をクルマに監禁、金庫の現金を奪う

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19日未明、愛知県三好町内の町道で、薬局を経営する47歳の男性が、追突事故を装って接近してきた2人組の男に襲撃され、クルマに監禁される事件が起きた。男たちは男性から金庫の開け方を聞き、薬局から現金約110万円を奪い、そのまま逃走している。

愛知県警・守山署、安城署によると、警察が事件発生を認知したのは、19日の午前4時30分ごろ。、名古屋市守山区内の住民から、「男性が救助を求めて駆け込んできた。男2人に襲われたようだ」という内容の110番通報が寄せられた。守山署員が通報者の元に急行し、この男性を保護。事情を聞いたところ現金の盗難被害が明らかになった。

保護されたのは日進市や安城市で薬局を経営する47歳の男性で、18日の午後11時ごろ、三好町内の町道をクルマで走行中に追突事故に遭ったことがわかった。追突してきたクルマに乗っていた2人の男は男性の顔面に催涙スプレーを吹き掛け、そのまま手足を縛って車内に監禁した。

そして「カネを出せ」と現金を要求。男性から金庫の開け方を聞き、実際に3店舗を訪れ、このうち2店舗の金庫にあった現金約110万円を奪ったという。最後の1店舗はカギが開かず、男たちは強奪をあきらめ、直後に名古屋市守山区内で男性を解放した。

2店舗目を男たちが襲撃していた19日の午前1時50分ごろ、男性はクルマのクラクションを鳴らしたり、大声を上げるなどして異常を知らせようとした。実際、この際には「助けてという声が聞こえる」と警察に通報が入っていたが、監禁されていたクルマの発見には至らなかった。警察では事件の詳しい経緯を調べるとともに、強盗致傷と逮捕監禁の容疑で逃げた男たちの行方を追っている。

《石田真一》

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