10日未明、茨城県土浦市内のガソリンスタンドでゴミなどを焼くボヤ火災が起きた。この混乱に乗じて何者かが店の金庫を開け、売上金約200万円を盗んで逃走している。
茨城県警・土浦署によると、事件が起きたのは10日の午前3時50分ごろ。土浦市真鍋付近にあるガソリンスタンドで、敷地内に保管していたゴミが燃えているのを、店番をしていた36歳の男性店長が発見した。
店長は消火器や水を使って火を消し止めたが、この直後に契約している警護会社から「金庫が開けられた」との通報が入った。店長が確認すると店の売上金約200万円が無くなっており、警察に通報した。
金庫は店のレジに保管されていたカギを使って開けられたとみられており、警察では何者かがゴミに放火したうえ、その混乱に乗じて店内に侵入。短時間で現金を盗んで逃走したものとみている。犯行時間はごくわずかと考えられることから、警察では店の事情に詳しい者が関与した可能性が高いとみている。