偽造ナンバーのクルマで体当たりしてきた男に警官発砲

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6日未明、岐阜県各務原市内で職務質問を受けていた男がクルマを急発進させ、覆面パトカーに体当たりする事件が起きた。制止命令に応じなかったため、警官は拳銃を発砲。うち1発が男の肩に命中した。男は公務執行妨害の現行犯で逮捕されている。

岐阜県警・機動捜査隊によると、事件が起きたのは6日の午前0時ごろ。これより以前の5日午後11時40分ごろ、各務原市那加東亜町付近にあるマンション駐車場で偽造ナンバーを装着した不審な乗用車が駐車されているのを、別の窃盗事件の捜査を行っていた隊員が発見した。

同隊の捜査車両(覆面パトカー)が複数台で周囲を取り囲み、運転席にいた男に職務質問しようとしたところ、男はクルマを急発進させ、パトカーへの体当たりを試みた。隊員3人が制止したが、男は体当たりを止めようとしないため、「撃つぞ」と予告の後に拳銃7発ほ発射した。このうち1発が男の肩に命中。男は公務執行妨害の現行犯で逮捕された。

逮捕されたのは愛知県警から窃盗容疑で手配されていた35歳の男で、男のクルマの中からは覚せい剤のような白い粉末と、注射器が大量に発見されている。警察では男の回復を待ち、これらについても事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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