上司が部下に身代わり出頭を命じる

自動車 社会 社会

兵庫県警は5日、飲酒運転起因の事故を隠蔽するため、部下を呼んで身代わり出頭させていたとして、50歳の男を犯人隠避教唆容疑で。身代わり出頭に応諾した32歳の男を犯人隠避容疑で逮捕した。

問題の事故は4日の午後8時ごろ発生した。神戸市垂水区学が丘1丁目付近の第二神明東行き車線で、乗用車が前方を走る大型トラックに追突。乗用車の車体は中破し、同乗していた44歳の男性が全身強打で死亡。他の男性2人も打撲などの軽傷を負った。

クルマの運転者は現場から一時姿を消していたが、その後に32歳の男が出頭。「居眠り運転をした」などと供述したため、業務上過失致死傷容疑で逮捕したが、この男の供述内容に不審な点があることから追及したところ、後続の別のクルマに乗っていたと証言していた上司の男の命令で身代わり出頭していたことが判明した。男は現場近くの自宅にいたところを呼ばれたようだ。

警察では身代わりになった男を犯人隠避容疑で逮捕するとともに、事故車を運転していた50歳の男を犯人隠避教唆容疑で逮捕。業務上過失致死傷容疑でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース