ユーシンは、開発体制を強化するため、マツダの技術系の部長を常務執行役員にスカウトしたと発表した。
ユーシンは、マツダのR&D技術管理本部主幹で、前コスト革新推進本部長だった岩本忠司氏をユーシンの常務執行役員、技術戦略・先行開発・商品開発担当として招聘したとしている。今月11日付けで就任する。ユーシンでは、開発体制を強化するのが狙いとしている。
系列関係に無い自動車メーカーから、サプライヤーの役員に就任するのは珍しい。ユーシンは、海外のファンドが経営主導しており、異例の人事となった。
岩本氏は、岡山大工学部を卒業後、マツダ(東洋工業)に入社し、電子システム設計グループ部長、車両コンポーネント開発部長などを歴任してきた。60歳。