半裸男性事故死は覚せい剤売買を巡るトラブル起因

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今年5月、北海道札幌市豊平区内の国道36号で、道路に上半身裸の状態で飛び出してきた男性がRVにはねられて死亡した事故について、北海道警は7月28日、この男性が暴力団同士のトラブルに巻き込まれて死亡したとして、トラブルに関わった2人を逮捕した。

北海道警・豊平署などによると、問題の事故が起きたのは5月22日深夜。札幌市豊平区豊平4条11丁目付近の国道36号で、上半身裸の姿で「助けて」と叫びながら道路に飛びだしてきた男性が、27歳男性の運転するRVにはねられた。男性は近くの病院に収容されたが、全身を強打したことが原因で約5時間後に死亡している。

後の調べで死亡したのは31歳の暴力団員と判明。事故が起きる直前、現場近くのレストラン駐車場で金属バットを持った複数の男が暴れているという通報があり、この現場から死亡した男性の着衣も発見されたことから、警察では暴力団同士の抗争事件が原因の可能性が高いとして捜査を開始した。

その結果、死亡した暴力団員は覚せい剤の売買を巡るトラブルから、他の暴力団関係者から待ち伏せされ、暴行を受けたことが判明。関わった2人の男を傷害致死容疑で逮捕した。この事件には他にも10人前後の暴力団関係者が関わっていたとされ、警察では逮捕した2人を追及し、逃げている人物の行方を追う方針だ。

《石田真一》

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