LEDがテールランプの主流に? …市場調査

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マーケットリサーチ会社の調査によると、2008年の自動車用LED市場は8億8600万ドル規模となる。自動車のテールランプにLEDが使用される率は、2007年に10%に達する見込みだという。

しかしヘッドライトへの使用は配線が複雑である、熱を解放する技術上の問題がある、コスト上の問題などにより、導入は遅れそうだ。それでも2010年以降ヘッドライトへのLED導入は加速化し、需要は拡大する見込みだという。

この傾向からもっとも恩恵を受けるのは世界最大のLED生産国(地域)である台湾で、すでに台湾国内ではLEDメーカー同士が自動車へのLEDアプリケーションを巡って激しい競争に突入している。

現在世界最大のLEDパッケージングメーカーとされているのはエバーライト社だが、自動車へのアプリケーションに関して業界2位のライトオン社が猛烈に追い上げている。

ライトオン社ではすでに今年3月台湾内の自動車部品メーカー、スターク・テクノロジー社を買収し、LEDの自動車アプリケーション開発に熱心だ。さらに台湾内の日産ともヘッドライトへのLED開発を共同で行う提携を結んでいる。また、ブライトLED社は中国向けにLEDを使ったブレーキライトの輸出も開始している。

こうした動きが米国内にも伝わるのは時間の問題で、今年以降に開発予定の車がLEDライトの導入を決める可能性は極めて高い。このことが世界の自動車部品マーケットにも影響を及ぼすことは必至だ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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