経済産業省が31日発表した6月の鉱工業生産指数(速報値、2000年を100、季節調整済み)は、前月にくらべ1.9%増の105.7となり、2カ月ぶりに上昇した。2000年基準の現行指数としては、今年4月を上回って過去最高となったもので、自動車輸出などが好調だった。
生産の上昇に寄与した業種は輸送機械工業、一般機械工業、電気機械工業など。品目別では、普通乗用車、駆動電動・操縦装置部品、小型乗用車の順に、生産指数の上昇に寄与した。
7月、8月の製造工業生産予測調査でも、2.2%、3.7%と上昇が予測されており、同省は基調判断を、前月までの「緩やかな上昇傾向」から「上昇傾向にある」と上昇修正した。