高速道路の工事現場で現場監督はねられ死亡

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23日未明、大阪府堺市堺区内の阪神高速下り線で、道路工事の交通規制を行うために現場へ移動中だった標識車両が、後方に立っていた工事関係者の男性に衝突する事故が起きた。男性は頭部を強打し、まもなく死亡している。

大阪府警・高速隊によると、事故が起きたのは23日の午前1時ごろ。堺市堺区北庄町1丁目付近の阪神高速堺線の下り線で、道路工事の準備のためにバックで移動していた交通規制用の標識車両(普通トラック)が、後方に立っていた29歳の現場監督男性をはねた。

男性は数メートル引きずられて頭などを強打。近くの病院に収容されたが、脳挫傷などが原因で死亡した。警察では標識車両を運転していた24歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。男性の死亡後は容疑を同致死に切り替えて調べを進めている。

現場は下り線の走行車線側。路面のアスファルトが剥離したことから、1車線を規制して緊急工事を実施する予定だった。当時は準備作業の段階で、本来は行われる予定の後方誘導が行われず、男が漫然とトラックをバックさせたことが事故の原因とみられている。工事の責任者が死亡してしまったため、警察では関係者から当時の状況を聞いている。

《石田真一》

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