職務質問から逃走、40m下に飛び降り

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19日夜、青森県平川市内の東北自動車道上り線で、パトカーの追跡を受けていた軽乗用車が道路左側の側壁に衝突する事故が起きた。クルマを運転していた50歳代の男性は側壁を乗り越えて飛び降り、約40m下の空き地に転落して死亡している。

青森県警・高速隊によると、事故が起きたのは19日の午後9時ごろ。これより10分前の午後8時50分ごろ、平川市碇ケ関付近の東北自動車道上り線をパトロールとしていた同隊のパトカーが、関西方面で家出人捜索願の出ていた男性が乗車しているとされた軽乗用車を発見。路肩に停車させて職務質問を実施しようとした。

男性のクルマには10歳代後半とみられる若い女性も同乗しており、隊員がこの女性について尋ねようとしたところ、男はクルマを急発進させて逃走したため、ただちに追跡を開始した。

クルマは70−80km/h程度の速度で約4km逃走したが、平川市碇ケ関西碇ケ関山付近で道路左側の側壁に衝突。男性はクルマから降り、約10m先で側壁を乗り越えて地面に飛び降りた。男性は約40m下の高速道路管理地に転落。全身強打で即死している。同乗していた女性は衝突によって打撲などの軽傷を負っている。

警察ではこの女性からも事情を聞いているが、当初は「男性の親類」と供述していたものの、この女性も関西方面から家出人の可能性があることから、警察が調べを進めている。

《石田真一》

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