邪魔なのでぶつけてやった…追突は故意

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山形県警は18日、今月5日に南陽市内の国道113号で発生した追突死亡事故について、28歳の女が故意に引き起こしたと断定し、この女を傷害致死容疑で逮捕した。女には精神科への通院歴があり、責任問題の有無について慎重に調べを進めている。

山形県警・南陽署によると、問題の事故は5日朝に発生した。南陽市竹原付近の国道113号を猛スピードで進行していた乗用車が前を走る軽乗用車に激突。軽乗用車は約20-30mも弾き飛ばされ、道路脇の水田に転落。原形を留めないほどに大破し、乗っていた男女2人が死亡した。

警察では追突側の乗用車を運転していた28歳の女から事情を聞いていたが、調べに対して「軽乗用車に進路を妨害された」、「邪魔なのでぶつけてやった」などと供述。故意に追突したようなことをほのめかしていた。

このため、警察では事故によって負傷した女が退院するのを待ち、18日に傷害致死容疑で逮捕した。しかし、女には精神科への通院歴があり、これまでの供述内容にも意味不明な言動が散見できることから、今後は責任能力の有無や、日頃の言動などについて幅広く調べを進めるとしている。

《石田真一》

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