【ホンダのインド市場攻勢】その2…2輪は世界一の工場でトップシェア

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市場爆発の真っ只中

現在、ヒーローホンダはニューデリー郊外に2工場を有しているが、07年中には年50万台規模の第3工場を新設、既存第1工場の能力増強と合わせて年440万台へと大幅な増強を進めつつある。

全額出資会社「ホンダモーターサイクル&スクーター」(ニューデリー郊外)との合計では年520万台規模になる。市場の急拡大に遅れを取らないよう、今後1年余りで約100万台の能力増を急ぐ。

インドの2輪市場は中国に次いで世界2位。01年に410万台だったが、今年の見通しは780万台で、5年でほぼ倍になるという4輪同様のハイペースだ。

インドは所得の増加により、バイク市場が爆発的に伸びるステージに入っている。1人当たりGDP(国内総生産)が200ドルから800ドルのレンジにある時に2輪需要が最盛期を迎えるというのが、世界の隅々で市場を開拓してきたホンダの経験値。

インドのそれは04年時点で577ドルなので、いままさに市場爆発の真っ只中という段階だ。10年には1000万台の大台に乗るというのが現地業界の観測という。

だが、ヒーローホンダの中川執行社長は、大台乗せはそれより「2−3年、悪くても1年は前倒しになるだろう」と見ている。増産体制を急ぎ、5割近いトップシェアを維持することで、将来の4輪の潜在的顧客の囲い込みにつなげる。

《池原照雄》

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