緊急走行の救急車、乗用車と出会い頭に衝突

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9日午前、三重県伊賀市内の国道163号で、緊急走行していた救急車と、青信号に従って交差点に進入してきた乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故で乗用車側の2人が重軽傷を負っている。

三重県警・伊賀署によると、事故が起きたのは9日の午前10時25分ごろ。熱中症で倒れた急病人を搬送するために緊急走行していた救急車が、伊賀市小田町付近にある国道163号の交差点に赤信号で進入したところ、青信号に従って左方から進入してきた乗用車と出会い頭に衝突した。

この事故で双方の車両は小破。乗用車の後部座席にシートベルト未着用の状態で同乗していた84歳の女性が鎖骨にひびの入る重傷、73歳の女性が左手首や頭を打撲する軽傷を負った。救急車を運転していた28歳の消防署員、乗用車を運転していた55歳の男性と、助手席に同乗していた55歳の女性にケガは無かった。

現場は見通しの良い交差点。救急車はサイレンと赤色灯を使用した状態で、約20km/hの速度で進入していたという。警察では双方の安全確認に問題があったものとみて、業務上過失傷害容疑で事情を聞いている。

《石田真一》

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