広島の死亡ひき逃げ、証拠隠滅の共犯者逮捕

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6月5日に広島県広島市中区内で発生した死亡ひき逃げ事故に関係する容疑者として、広島県警は3日、証拠隠滅に加担した指定暴力団組員の21歳の男を証拠隠滅容疑で逮捕するとともに、男にこれを依頼した20歳の男(運転者)も再逮捕している。

広島県警・広島中央署によると、この事故は5日の午前2時10分ごろ発生している。広島市中区本通付近の市道交差点で、16歳の女性が運転する原付バイクと乗用車が出会い頭に衝突。女性は間もなく死亡した。

クルマは現場からそのまま逃走し、現場から約1.6km離れた広島市南区比治山付近にある駐車場に乗り捨てられているのを発見。ナンバープレートは外され、車内には消火器が噴射されるなど明らかな証拠隠滅が図られていたが、車台番号から所有者である20歳の男を特定し、逮捕した。

警察では廿日市市内の海に投棄されたナンバープレートも回収。証拠隠滅に加担した人物がいるものとみて、逮捕した男を厳しく追及していた。その結果、男の幼なじみで、広島市内に事務所を持つ指定暴力団の組員を自称する21歳の男が容疑に関与したものと判断。3日までに証拠隠滅容疑で逮捕するとともに、運転していた男が協力を依頼したものとして、同教唆の容疑で再逮捕している。

調べに対して2人は容疑を大筋で認めているが、警察では証拠隠滅の方法や手順などを追及する方針だ。

《石田真一》

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