死亡ひき逃げを起こしたクルマ、市民の情報で早期発見

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2日未明、埼玉県熊谷市内の国道17号で、自転車に乗って道路を横断していた男性がひき逃げされて死亡する事故が起きた。警察がヘリコプターから情報提供を呼びかけたところ、同日午後までに発見。52歳の男を逮捕している。

埼玉県警・熊谷署によると、事故が起きたのは2日の午前1時40分ごろ。熊谷市佐谷田付近の国道17号で、道路を自転車で横断していた53歳の男性が通過してきた乗用車にはねられた。男性は近くの病院に収容されたが、頭部強打が原因で間もなく死亡している。

事故を起こしたクルマは現場から逃走したが、衝突によってフロントガラスなどが破損した可能性が高いことが現場に残された破片からわかった。このため、警察では同日午前から航空隊のヘリコプターを使い、熊谷市周辺を飛行して空から情報の提供を求めるアナウンスを流した。

この結果、同日の午後に「前面部が派手に壊れたクルマがある」との情報が寄せられ、同署が現車の確認を行ったところ、容疑車両であることが判明。所有する52歳の男から任意で事情を聞いていたところ、「怖くなって逃げた」と容疑を大筋で認めたため、業務上過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。警察では飲酒運転の有無についても調べを進めている。

《石田真一》

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