25日午後、福井県大野市内の県道で、ふらふらとした挙動で対向車線側に逸脱してきた軽自動車と観光バスが正面衝突した。この事故で軽自動車を運転していた女性が死亡。バスの乗客11人が軽傷を負っている。
福井県警・大野署によると、事故が起きたのは25日の午後2時40分ごろ。大野市富島付近の県道で、緩やかなカーブを曲がりきらず、ふらふらとした挙動で対向車線側に進入してきた軽自動車と、順走していた観光バスが正面衝突した。
軽自動車は衝突によって大破。運転していた62歳の女性は病院に収容されたが、胸部強打による臓器不全で約3時間後に死亡。また、バスの乗客乗員21人のうち、乗客11人が座関から投げ出されて体を打ち付け、打撲などの軽傷を負っている。
現場はカーブが連続する片側1車線の区間。53歳の男性バス運転手は警察の調べに対し、「軽自動車の挙動を不審に思って減速を開始したが、そのまま突っ込んできた」と話しているという。警察では運転していた女性が体調を悪くさせていた可能性もあるとして調べを続けている。