25日午後、佐賀県鳥栖市内の市道で、乗用車がスリップして電柱に衝突。弾みで道路脇の水田に転落する事故が起きた。この事故で運転していた男性と同乗の男児1人が死亡。もう1人の男児も頭を強打する重傷を負った。
佐賀県警・鳥栖署によると、事故が起きたのは25日の午後2時30分ごろ。鳥栖市幸津町付近の市道で、41歳の男性が運転するクルマが対向車線側に逸脱し、道路右側に設置された電柱に衝突。その弾みで道路から約1.5m下にある水田に転落した。
クルマは中破し、運転していた男性と、後部座席でシートベルト未着用の状態で同乗していた7歳の男児が頭を強打して死亡。助手席に同乗していた11歳の男児も頭部や腹部を強打する重傷を負い、近くの病院に収容されている。
現場は片側1車線で、緩やかなカーブ。事故当時は雨が降っており、路面はやや滑りやすい状態だった。警察ではスリップしたか、ハンドル操作を誤ったものとみて調べを進めている。