証拠隠滅のために遺棄のプレート発見、残るは共犯者

自動車 社会 社会

今月5日に広島県広島市中区内で発生した死亡ひき逃げ事故に関連し、広島県警は21日、廿日市市内にある漁港を捜索し、容疑者が証拠隠滅のために遺棄したナンバープレート2枚を発見、回収した。

広島県警・広島中央署によると、この事故は5日の午前2時10分ごろ発生している。広島市中区本通付近の市道交差点で、16歳の女性が運転する原付バイクと乗用車が出会い頭に衝突。女性は間もなく死亡した。クルマは現場からそのまま逃走し、現場から約1.6km離れた広島市南区比治山付近にある駐車場に乗り捨てられているのを発見。ナンバープレートは外され、車内には消火器が噴射されるなど明らかな証拠隠滅が図られていたが、車台番号から所有者である20歳の男を特定し、逮捕した。

調べに対し、男は「ナンバープレートは廿日市で海に捨てた」と供述。このため、容疑者立会いの下で廿日市市地御前付近の漁港を捜索。水深約5mの海底から二つに折り曲げられたナンバープレート2枚を発見。これを回収している。

男は車両の証拠隠滅を1人で行ったとする一方、事故時には他の人物がいたようなこともほのめかしており、警察では引き続き捜査を続けている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース