ため池に転落、事故と自殺の両面から捜査

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15日早朝、福岡県久山町内にある農業用のため池に自動車が転落しているのを通行人が発見、警察に届け出た。自動車近くの水面には親子とみられる女性と女児が浮いており、すでに死亡していた。溺死したものとみられている。

福岡県警・粕屋署によると、警察が事故発生を認知したのは15日の午前6時30分ごろ。久山町山田付近の町道を歩いていた人から「ため池にクルマが落ちている」との通報が寄せられた。同署員が現場に急行し、運転席側のドアを開いたまま、前部を水中に没している乗用車を確認。周囲を捜索したところ、37歳の女性と4歳の女児が近くの水面に浮いているのを発見した。すぐに救出したものの、2人ともすでに死亡していた。

現場は幅員約5mの町道に面しているが、ため池側にガードレールなどの設置はされていない。事故の前日は雨が降っており、濡れた路面は滑りやすい状態となっていたが、スリップした痕跡などは確認できないという。

女性の家族は警察に対して「15日の午前0時ごろ、財布や携帯電話を持たないで外出したようだ」と話しており、警察では偶発的な事故と自殺の両面から調べを進めている。

《石田真一》

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