ユーシンは、アンセイとの資本提携を解消すると発表した。
ユーシンは、ラッチ関連製品のグローバルな生産・供給体制を構築するため、ラッチの専門メーカーのアンセイと2002年12月に資本提携を締結した。ユーシンがアンセイに20%出資し、ラッチ製品の開発・生産をアンセイ、販売をユーシンが担当した。
ユーシンでは、初期の目標を達成し、両社の企業文化の差もあって、目指す方向がちがってきたこともあって資本提携を解消することで、両社の意見が一致した、としている。
ユーシンは、今年4月から外資系ファンドが筆頭株主となって社長も交代しており、経営戦略の変更で資本提携解消になったと見られる。
資本提携の解消で、ユーシンはアンセイへの資本参加を解消、アンセイで生産された製品の販売窓口もアンセイに戻す。また、アンセイの子会社となっていたラッチ製造会社の大和精工はユーシンの子会社となる。
資本提携の解消で、ユーシンの連結決算は、2007年11月期で売上高で61億円のマイナスの影響が出る見通し。