今年2月の多重衝突、3回に分けて実況見分を実施

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富山県警は11日、射水市内の北陸自動車道で今年2月に発生した多重衝突事故に関連し、本線を通行止めにして行う大規模な実況検分を実施した。事故の当事者も多く、関係が複雑であることから14日と20日も同様の検分を実施する予定だ。

富山県警・高速隊によると、問題の事故は2月3日夜に発生した。射水市上野付近の北陸自動車道上り線で、何らかの原因で立ち往生したクルマに対し、これを避けようと急ブレーキを掛けたクルマが凍結路面でスリップして制御不能のまま次々と追突。約1.5km区間で断続的な衝突事故が続発し、結果として大型トラックや乗用車など60台が関係する大規模な多重衝突事故に発展。4人が骨折などの重傷を負ったほか、27人が打撲などの軽傷を負っている。

警察ではこれまでにも事故に関係した当事者からの聴取を行ってきた。6月上旬までに重傷だった負傷者も退院、全員に話を聞く目処がついたことから、今回の検分実施を決めた。

クルマは60台が絡んでいるため、11日と14日、20日の3回に分けて約20人ずつ実施する。3日間とも午後0時から午後4時までの約4時間、事故現場を含む北陸道上り線・富山西−小杉インターチェンジを通行止めにし、当事者を立ち合わせた上で衝突位置の特定を行うという。

《石田真一》

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