怖くて逃走、でもしっかりと証拠隠滅

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広島県警は8日、原付バイクとの出会い頭事故を起こし、相手を死亡させたまま逃走していた20歳の男を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)之容疑で逮捕した。男は自ら警察に出頭、容疑を認めているという。

広島県警・広島中央署によると、この事故は5日の午前2時10分ごろ発生している。広島市中区本通付近の市道交差点で、16歳の女性が運転する原付バイクと乗用車が出会い頭に衝突した。バイクは転倒。女性は近くの病院に収容されたが、頭部を強打しており、事故から約30分後に死亡している。

クルマは現場からそのまま逃走。同日午前まで現場から約1.6km離れた広島市南区比治山付近にある駐車場に乗り捨てられているのが発見されたが、ナンバープレートは外され、車内には消火器が噴射されるなど明らかな証拠隠滅が図られていた。

警察では車台番号から所有者を特定。その行方を追っていたが、8日午後に同署へ自ら出頭。容疑を認めたために逮捕した。調べに対して男は「事故を起こし、気が動転して逃げた」などと話している。

《石田真一》

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