ナイフで脅してクルマを次々に強奪、約25kmを逃走

自動車 社会 社会

6日午前、岐阜県海津市内で、対向車との衝突事故を起こしたイラン国籍を持つ男がクルマを次々に強奪し、逃走する事件が起きた。警察はパトカーや白バイなど60台を追跡に投入。約50分後に強盗容疑で逮捕されている。

岐阜県警・海津署によると、事件が起きたのは6日の午前9時35分ごろ。海津市南濃町付近の国道258号で、イラン国籍を持つ33歳の男が運転する乗用車が対向車線側に逸脱し、対向車と正面衝突した。

男は事故後、クルマから降りると、近くに止まっていた乗用車を運転していた64歳の女性に刃渡り24.5cmのナイフを突きつけて脅し、クルマを強奪した。男は奪ったクルマで逃走したが、午前10時ごろには大垣市内原付近の国道258号で、56歳の女性を脅して2台目のクルマを強奪。それから5分後には大垣市島里付近の国道258号で、信号待ちのクルマ追突事故を起こして立ち往生。同様に52歳の男性を脅して軽自動車を強奪し、さらに逃走した。

警察ではパトカー53台と白バイ7台を投入してクルマを追跡。最初の現場から約25km離れた大垣市内で道路から逸脱しているクルマを発見。徒歩で逃げようとした男を取り押さえ、強盗容疑で逮捕した。

男は逃走中に6件の衝突や接触事故を起こし、振り回したナイフで4人が負傷している。調べに対して男は「よく覚えていない」などと話しているという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース