兵庫県警、飲酒運転容認の運送会社を書類送検

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兵庫県警は5月30日、トラック運転手の酒気帯び運転を看過したとして、兵庫や九州にある運送会社5社と、その会社の運行管理者5人を道路交通法違反(使用者の義務違反)の容疑で書類送検した。

兵庫県警・交通捜査課によると、今回書類送検の対象となったのは、兵庫、福岡、佐賀、長崎、熊本の各県にある運送会社(法人)5社と、この5社で運行管理を担当している幹部社員5人。
 
この5社に勤務する運転手はいずれも飲酒運転の摘発を受けているが、取り調べの際に「会社は運転手が休憩中に飲酒することを知っている」、「ビールの空き缶などを運転席から運び出しているところを会社の人間が目撃していた」など供述。会社側が運転手が恒常的に飲酒運転を繰り返していることを知りながら、黙認している可能性が高いとして、これまでに12社を対象に捜査を行っていた。

今回の5社5人は、飲酒運転黙認の事実を大筋で認めており、警察では他の7社の飲酒運転黙認の実態について調べを進めていく方針だ。

《石田真一》

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