交通トラブル起因の事故を起こした男、殺人容疑で逮捕

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20日未明、北海道函館市内の道道で、横断を巡る交通トラブルで口論となった22歳の男性がRVに引きずられて死亡する事件が起きた。警察では同日午後までにこのRVを運転していた27歳の男を殺人容疑で逮捕している。

北海道警・函館中央署によると、事件が起きたのは20日の午前2時40分ごろ。函館市本町8丁目付近の道道で、赤信号を無視して道路を横断しようとしていた22歳の男性が、青信号に従って交差点に進入したRVと接触しそうになった。男性はRVの運転手に文句を言おうと運転席側のドアにしがみついたが、直後にRVは急発進。男性は100mほど引きずられた後に振り落とされて頭を強打。、近くの病院に収容されたが、脳挫傷で死亡した。

RVはそのまま逃走しており、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始したが、約30分後に警察へ27歳の男が出頭。同容疑で任意の事情聴取を開始した。

男は「激しく怒鳴られたので、怖くなって逃げようと思った」と供述したが、その一方で「振り切るために徐々にスピードを上げた」とも話し、しがみついた男性をクルマから振り落とす意図があったことは大筋で容認した。このことから警察では「未必の故意」に当たると判断。ひき逃げで適用される業務上過失ではなく、殺人容疑で同日夜までに逮捕している。

《石田真一》

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