【東京ミッドタウン】ウェブ発信で発表会が変る

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クルマを含め、新製品の発表会や記者会見というものは、これまで「一部の限られた人を対象とするもの」だった。それはマスコミ関係者であり、業界の関係者であったわけだが、東京六本木地区に開発中の東京ミッドタウンではこれが一変するかもしれない。

「東京ミッドタウンホールは、ワイヤー系のインフラが充実していることが最大の特色。それらを使ってリアルサイトとウェブサイトが融合した新たなイベントが期待できます」と三井不動産・東京ミッドタウン事業部の亀口敬さんは説明する。

例えば、ホール内にはハイビジョンカメラが設置されているので、調整室にリアルタイムエンコーダーを設置すれば、ウェブを通して発表会の様子を手軽に生中継できる。ウェブを活用することによって、これまでは100人単位へのアピールだったものが、万や億の単位になるわけだ。

また、東京ミッドタウンには約4ヘクタールの緑地や、三宅一生デザイン文化財団が運営するデザイン拠点「21_21 DESIGN SIGHT」などが整備される。ホールだけではなく、街にある様々な施設空間を使ってイベントを展開させることも可能ではないだろうか。他の施設では使用許可申請だけで一苦労という場面も多いが、ミッドタウンでは心配なさそうだ。

これまでの発表会は都心のホテルの宴会場を使うことが多い。しかし、宴会場ゆえの利用上の制約から「どこも似たような内容」になっていたのは否めない。東京ミッドタウンでは記者発表会の動画中継のみならず、例えば街を走行する新型車をウェブで中継するとか、ミッドタウンの街の魅力とイベントとのシナジーを業界関係者として期待したい。

東京ミッドタウンは都心に誕生する“高感度”複合都市。それだけでも来場動機が高まるが、さらにブロードバンドを活用することで、リアルタイムに発表会の様子を世界に伝えることができる。100万人のエンドユーザー参加型の自動車イベントが、リアルサイトとウェブサイトとを結んでできるかもしれない。

《石田真一》

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