【東京ミッドタウン】都心にコンベションホール、内部アクセスも工夫

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東京の街は日々変化を遂げているが、なかでも大きく変わった街は六本木。六本木ヒルズに加えて、現在も旧防衛庁跡地には三井不動産ほかが「東京ミッドタウン」という複合施設を建設中だ。

中心部に立つミッドタウンタワーの高さは248m。六本木ヒルズ森タワーはもちろん、都内随一の高さを誇る東京都庁舎第一庁舎を凌駕する。東京ミッドタウンにはオフィスビルや外資系の高級ホテル、美術館や商業施設、そしてコンベンションホールができる。

コンベンションホールといえば、首都圏ではモーターショーを開催する幕張メッセなどの巨大施設が思い浮かぶが、これらが市街地外縁に立地するのに対し、東京ミッドタウンは市街地の真ん中、六本木(住所表示では東京都港区赤坂)という立地が特徴だ。

「地下鉄六本木駅と直結し、外苑東通りに面しているという、交通至便なところが自慢です」と語るのは、三井不動産・東京ミッドタウン事業部でコンベンションホールの開業準備を担当している亀口敬さん。

都心の一等地ゆえに、自動車メーカーの新車発表会などをターゲットにホールを設計したという。例えばホールへの搬入口は地上階にあり、荷捌き場には10トン級の大型トラック2台がバックで入ることができる。乗用車を運ぶ大型積載車から降ろしたクルマをホール内へ移動する際にも、外部の人目に触れることがない。「新型車の発表会ですと、メーカーさんはこのあたりを気にされるので、その点を配慮しました」と亀口さん。

また、ホール内のドアも一部に特注の幅広タイプを採用。レクサス『LS』や、メルセデスベンツ『Sクラス』ならホール内にそのまま自走できる。このことはクルマの搬送のみならず、会場設営/撤去時の効率向上に役立つ。地上の荷捌き場から各ホールへのバック導線も明快だ。荷物を運ぶ距離やスタッフが歩く距離を短くできる。アクセス性の良さは屋内にも考慮されているというわけだ。

《石田真一》

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