踏切の通行を巡って暴行の男を逮捕

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三重県警は4月26日、進路を巡る交通トラブルから女性に全治1週間程度の軽傷を負わせる暴行を加えたとして、57歳の男を傷害容疑で逮捕した。男は「腹が立ってやった」と供述し、容疑を大筋で認めている。

三重県警・津署によると、問題の事件は3月23日の午後8時50分ごろに発生した。津市東古河町付近にある近鉄名古屋線とJR紀勢本線の踏切を28歳の女性が乗用車で渡ろうとしたところ、反対側から乗用車で進行してきた男から罵声を浴びせかけられた。この踏切は幅員が狭く、クルマは1台しか通行できないが、男は自分に優先通行権があるとばかりに「くそガキ、そこどけ」や「このバカ野郎」となどと怒鳴り続けた。

バックも容易でないことから、女性はクルマをその場に停止させたままでいたが、男はこの態度に激怒したらしく、自分のクルマから降りて歩み寄り、「殺したろうか!?」などと怒鳴りながら女性の髪を引っ張ったり、シートに押し付けたりした。女性は全治1週間程度の軽傷を負ったが、男はその場から逃走。しかし、目撃証言から現場近くに住む57歳の男が捜査線上に浮上。任意で調べていたが、容疑が固まったとして4月26日に傷害容疑で逮捕した。

調べに対して男は「進路を塞がれたので腹が立った」などと供述しているという。警察では事件当時に飲酒を行っていた可能性も考えられるとして、厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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