日野自動車が発表した2005年度の生産・国内販売・輸出実績は、国内生産台数が前年度比7.0%増の10万9台で、7年連続でプラスとなった。
国内生産が好調に推移したのは、ディーゼル排出ガス規制の強化による特需で、国内のトラック販売が好調に推移したほか、リコール事件で三菱ふそうトラック・バスを避ける傾向にあるユーザーを獲得したのが主因だ。
国内販売は同10.2%増の5万5658台で、2年ぶりのプラスだった。普通トラック市場のシェアは32.8%で、前年を0.7ポイントアップした。輸出は、アジア向けが減少した影響で、同0.8%減の4万2792台にとどまった。