フィオラバンティの自転車『チクレオ』、年内に生産へ

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フィオラバンティの自転車『チクレオ』、年内に生産へ
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元ピニンファリーナのチーフスタイリスト、レオナルド・フィオラバンティによるデザイんの自転車が、今年中にもイタリアのメーカーで量産開始される見込みだ。フィオラヴァンティ本人が語ったもので、生産されるのは、昨年9月のミラノ国際サイクルショーで発表した「チクレオ」。

チクレオ最大の特徴は、プレス成型されたフレームである。従来の自転車は、いまだチューブを溶接するという、いわぱ手作りに近いかたちで生産されている。しかしチクレオでは、フレームをプレスで成型することで、生産をより工業レベルに引き上げ、人件費の削減、ひいてはコスト低減に繋げる。

もうひとつの特徴は、同じフレームでも、組み合わせを変えることによってメンズ用もレディース用も製造可能なことだ。サイクリングしているカップルを見かけた時、全くお揃いの自転車だと見ているほうが気恥ずかしくなるが、こんな「ペアルック」なら、粋に映るだろう。

“CICLEO”とは、CYCLEとレオナルド・ダヴィンチにちなんだ造語である。「現代の自転車の祖先となるスケッチを残した、巨匠への敬意です」と、同じ名を持つフィオラバンティは語る。

彼は24年間にわたるピニンファリーナ在籍時代、数々のフェラーリを世に送り出したイタリアを代表するカーデザイナーのひとりである。

独立した今は、プロトタイプを発表する以外にも、フェラーリ・マラネッロ・スーパーアメリカの回転式ルーフなど、様々なアイディアで特許を取得している。今年3月のジュネーブモーターショーでは、フィアット『グランデプント』のオープン版『スキル』(SKILL)を公開。リアデッキには、チクレオ2台を搭載してディスプレイした。

もし将来日本にチクレオが上陸すれば、フェラーリに手が届かなかったフィオラバンティ・ファンにとっても、注目のアイテムになりそうだ。

《Mari OYA》

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