マツダはニューヨークモーターショーで『CX-9』を発表した。開発責任者の竹下仁チーフエンジニア(プログラム開発推進本部第2プログラム開発推進室主査)は「3列シートのスタイリッシュなクロスオーバーSUVに仕上げ、ミニバンのにおいを消したかった」と語る。
2列目はミニバンに多く見られるようなようなキャプテンチェアではなく、6対4分割バックレストで、120mmのスライドとリクライニングが可能なシートを採用。クッションの厚みもたっぷりとって、セダン並みの快適性を追及したのも、脱ミニバンの指針によるものだ。
来年初頭、北米マーケットのみでの市販開始を予定しており、V6+3列シートのSUV、ホンダ『パイロット』、トヨタ『ハイランダー』などがライバルになると目される。