横浜ゴムは、中国コンベヤベルト製造販売会社の山東工業制品有限公司が本社・工場で開業式を行ったと発表した。
式は政府、銀行関係者など約70人の来賓を迎え、王永堂董事長、田口二朗総経理、西浦俊彦横浜ゴム工業資材事業部長など会社関係者約300人が参加した。
西浦事業部長は「横浜ゴムはすでに中国でタイヤ、ホースアセンブリ、接着剤の生産販売を行っており、コンベヤベルトでは4番目の中国生産事業となる。新会社で作る製品を世界中に販売し、将来、横浜ゴムはコンベヤベルトでアジアNo.1メーカーを目指したい」と挨拶した。
山東工業制品有限公司は、海外での好調な需要が続くコンベヤベルト事業の強化を目的に、今年1月横浜ゴムの中国の事業統括会社である(中国)有限公司と中国のコンベヤベルトメーカー山東躍馬帯有限公司との合弁会社。資本金970万米ドル、出資比率は横浜ゴム側が51%。現有設備の改善や横浜ゴムの製造技術導入によって、高品質コンベヤベルトの一貫生産を計画している。
ヨコハマブランド製品は、今年6月からスチールコードコンベヤベルト、9月から帆布コンベヤベルトの生産をスタートする予定で、中国国内と需要が旺盛な海外市場で販売する計画だ。