多重事故の容疑者、酒を飲みながら運転か

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2日夜、静岡県御殿場市内の東名高速道路下り線で、事故渋滞のために停車していた車列に後続の大型トラックが突っ込み、車両9台が関係する多重衝突事故に発展した。この事故によって、子供を含む14人が重軽傷を負っている。

静岡県警・高速隊によると、事故が起きたのは2日の午後7時25分ごろ。御殿場市神山付近の東名高速下り線で、事故渋滞のために発生していた車列に対して後続の大型トラックが追突した。トラックは前のクルマを次々に押し出すなどして、結果として車両9台が関係する多重衝突に発展している。

この事故によって4人が骨折などの重傷を負ったほか、子供3人を含む10人が打撲や切傷などの軽傷を負い、近くの病院に収容されて手当てを受けている。重傷の4人も命に別状は無いという。

警察では追突した大型トラックを運転していた男から事情を聞こうとしたが、男は酒に酔った状態で、呼気1リットルあたり0.35ミリグラムのアルコール分を検出。さらに焼酎のペットボトルも運転席から発見されたため、業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で逮捕している。

調べに対して男は「海老名サービスエリアで休憩中に酒を飲んだ」などと供述。飲酒運転の事実を認めているが、警察では男が酒を飲みながら運転していた可能性もあるとして、さらに追及する方針だ。

《石田真一》

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